民主党はダメだと言い張ってきましたが、やはりダメでしたね。小沢が新党首になるのか?ほかに人がいないからといって、そりゃないだろうとみんな思ってます。おそらく本人も。

あとひそかに新党大地のムネオの当選を近くの知人には断言していました。当選してから言うなという感じですが。

ちなみにその根拠は、5年ほど前に北海道を車で旅行したときの印象です。釧路っていうか北海道は旭川から東は本当に寂しいんですよね。何もなさ過ぎて、人が本当に暮らしていけるのかっていうくらい。いや、マジで。でもそんなところでもやけに立派な道路ができてたりして、町並みはソレナリなんです。誰のおかげ?!ムネオだったのでしょうか。彼は地元に公共事業を引っ張るカクエイ以来の古いタイプの政治家ですが、釧路に関して言えば、金持ちがますます金持ちになるようにというよりは、釧路の人たちの生活を守ってきた側面の方が大きいような気がしてます。そりゃ東京でぎゃーぎゃーさけんでる総理大臣よりは感謝されとるわな。

あと辻元、高市が当選しているのは個人的には気に食わないというところです。メディアジャンキーになってんじゃないのかとしか思えません。


目下の関心は、郵政民営化法案が株の持ち合いを禁止する内容を盛り込んで再提出されるのかどうか、あと改めて外交問題に対するスタンスを強化させていくのかどうかですね。韓国のニュースでは靖国に参拝するのかどうかがクローズアップされてました。でも永遠に日本を軍国主義と批判していたい彼らに配慮する必要は実はそれほどでもないような気がしています。別に憲法9条を改正しろという意味ではなく、外野のヤジを気にして自分のプレーができなくなってはいかんですよねということです。

張り切って更新しはじめたものの、即座に仕事が忙しくなって放置していました。

選挙についての報道は、あいかわらず盛り上がっています。

日経新聞の世論調査で自民党優勢と出ていました。そりゃそうでしょうね。

「改革の本丸」である「郵政民営化」をやるのかやらないのか?!という問いに反対票を入れた元自民党議員たちも民主党もその他の政党も、わかりやすくしかも筋の通った反論ができていないように思うからです。

郵政公社という「とりあえず感」の漂う組織をつくり、さらに民営化する法案を骨抜きにして、さらには否決までして何を守ろうとしているのか。

おおっぴらに報道されてはいないですが、ほとんどの有権者が「それ」は何であるかを知っています。

個人的には「それ」自体は悪とは思っていません。建前としては、民主的な選挙の結果が「それ」を今まで存在させたわけですから。だから「それ」を否定するのは、やはり選挙の結果しかないわけです。

ややスカした考え方ですが、同じように考えている人は増えてきているように思います。今の政治や世の中に満足していないなら、ちゃんと選挙に行こう。


選挙の結果、本当に楽しみです。

お盆休みは奈良県吉野に行ってきました。吉野といえば千本桜で有名ですが、夏には「桜燈火」という、これまた幻想的なイベントがあります。え、ご存じない?!ぜひ一度行ってみて下さい。百聞は一見にしかずです。


さて、小泉政権によって郵政民営化をはじめとした諸々の改革が叫ばれておりますが、反対派の人たちが言うように「もっと時間をかけて議論すればよい」という「改革に反対しているわけじゃないのよ?」という涙ぐましいアピールは果たして本当なんでしょうかねぇと思って調べています。要するに改革をどれくらい急ぐ必要があるのかと。日本の現状はどうなってるの?やばいやばいというけれど、どれくらい?

http://www.jbaudit.go.jp/kanren/gar/japanese/article11to20/j15intro.htm

と、ここで東京大学の宮島教授のご意見がネットで見つかったのでご紹介です。さすが東大教授、激ムズな日本語です。論理的で漢字が多く、かなり試されてる気分になりました。内容としては次のようなことを言ってると思います。

平成7年ごろから、現状を放置すれば「日本の経済および財政・社会保障は破綻する」という破局シナリオが主張されているようです。

ただ、宮島教授としては,みんなの関心がこの「破局シナリオ」に集中してしまい,それを回避するための財政改革・社会保障改革の前提となる「国民負担率」の議論が注目されていないのを残念に思われてるとのことです。

「国民負担率」ってなんぞや?ですね。年金問題とか公債残高で日本の財政が「なんとなくやばい」のは知っているのですが、「どれくらいやばい」ということを一応数値化したものと言う事ができそうです。で、「国民」であるわれわれの「負担率」が上がったらいやだよねっていうわけで、「じゃあそれを下げたらいいじゃん」という話になりそうですが、宮島先生いわく、「国民による議論と選択が不可欠」だそうです。必要な負担もあるからでしょうね。


内容がかなり難しかったので、読み解いていくのはまた次の機会で。

http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2004/0910yusei.html

ここで郵政民営化を復習。

  郵政公社の4機能(窓口サービス、郵便、郵便貯金、簡易保険)が有する潜在力が十分に発揮され、市場における経営の自由度の拡大を通じて良質で多様なサービスが安い料金で提供が可能になり、国民の利便性を最大限に向上させる。
郵政公社に対する「見えない国民負担」が最小化され、それによって利用可能となる資源を国民経済的な観点から活用することが可能になる。
公的部門に流れていた資金を民間部門に流し、国民の貯蓄を経済の活性化につなげることが可能になる。



首相官邸のHPではいろいろ書いてますが、わかりにくいですね。

①は要するに、民営化して競争に晒して頑張らせて、もっとサービスを良くさせようってくらいの理解でよいんですかな?

②はなんだろう?「見えない国民負担」っていうのは「預金保険機構へ保険料」のことかな?郵貯は銀行と違ってこれを払っていません。もちろん不要なわけではないので、その分は税金で。

③もよくわからんなぁ。単純に郵貯・簡保が持ってる350兆円が民間のものになる。ということでしょうか。持ってる人が誰かというよりも、なんに使うかが問題じゃあないかという気がするけど、これまでもってた官の人ではダメだったんだから、じゃあ民だ!というわけですかね。


ああ、やっぱり難しい・・・。やっぱりもっと勉強だ!!!!

TB,コメントを寄せていただいたみなさん、ありがとうございました。やっぱり反響の大きいテーマですね。

総選挙が9.11という、「自爆テロ選挙」という小泉首相のブラックユーモアなのか?!としょうもないことを考えたりしたのは僕だけ?


そもそも継続審議ではなくて解散総選挙にしなければならない必然性はあったのか?ということも論点になってますね。朝のテレビでM先生も解散総選挙という道を選らんだことを批判してました。


果たしてそこまでして急ぐ必要があったのか?郵政民営化がゴールなのであればそうでもないと思うんですが、構造改革を断行するという小泉首相の政治方針の象徴が「郵政民営化」なのであれば、まぁ解散総選挙はありえない選択肢ではないと思ってます。

既得権益や効率化を阻む組合系団体などを代表する政治家たちを中心に構成される参議院に、構造改革の象徴を否定される。「おいおい、ほんとにこれでいいのか?」という民意を問うために衆議院を解散する。

参議院で否決されたからといって衆議院を解散するのは理屈がないような気もしますが、衆議院の総選挙により議席数に反映された「民意」に対して、これでもまだ反対するのか?!と参議院に迫り、構造改革がもはや時代の宿命であることを悟らせる。

小泉首相の描いているシナリオは、まぁこんなところではないかなぁと思います。実現は困難ですが、決して非現実的ではないかなぁと。ただ小泉首相の悪運が強いのか、彼独特のアンテナの感度のよさなのか、海外や浮動票層はこの強気の姿勢を好感しているようです。


【亀井静香議員の郵政法案反対理由はこちら】

http://www.kamei-shizuka.net/media/omou/kamei_ind.html